コンフィチュールの販促イベント

ムール ア・ラ ムール 神奈川県・伊勢原
2014.08.25 Monday

今年のお盆休みは初めて伊勢原のムール ア・ラ ムールさんへコンフィチュールの販促イベントで行ってきました。

お店の看板です。

コンフィチュール販促イベント画像(1)

お店の正面入り口です。

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昨年まで8月は箱根の麦師さんでブノワトンのお弟子さんたちのイベントがあったのでブノワトングループの皆さんとはイベント会場でいろいろなコミュニケーションが取れたのですが、今年から少し事情が変わったのと、もともとトークとか営業活動が下手くそな自分たちのことをきっと可哀想に思った麦師の元オーナー高橋さんがいろいろと気遣ってくれたので、ムール ア・ラ ムールさんでもとうとうB de Lコンフィチュールを取り扱ってくれることになったのです。

販促イベント当日の告知をパチリ!

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店内正面の黒板です。

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亡くなった高橋シェフのご意志を「高橋イズム」と表現するとしたら、湘南小麦プロジェクトのメインストリームとして伊勢原でパン屋を頑なに営業するムール ア・ラ ムールさんのパンはとにかく血統が濃い。 香り高い湘南小麦、しかし石臼でゆっくり時間をかけて粗挽きする粉はなかなか吸水しないのでその仕込みや製造には極めて手間が掛かる現実。 それでも、米作だけでは将来が悲観的になりがちな農家の方々にとって、米作の裏で小麦の生産が出来ることから地元農家の支援に繋がり、または地産地消を具現化したパン製造業の未来のカタチ、もしくはグルテン質が足らずパン製造には不向きな国産小麦を敢えて使用して作るクオリティの高いパン…湘南小麦プロジェクトの理想は果てしないと思えるほど高く、決して尽きることがない。

入り口正面のディスプレイです。

コンフィチュール販促イベント画像(5)

ちょっとお店に立ち寄った一見のお客さんには「何だ。パンの種類が少ないよ。」と思われるかもしれない…。

夕方くらいにお店にいらっしゃったお客さんには「パンがもうない。 いつも作る数をもっと増やせばいいのに。」と思われるかもしれない…。

…でも、どうしてなのかをちょっとだけ考えてみて欲しいんです。

本当に美味しいパンは機械とか使って簡単にチャチャっと作れるものではありません。 真実はとにかく手間がかかって、毎日の気候の違いで出来上がりのパンの顔とか風合いとかまで変わってるのを見極めなければならなくて、そしてとにかく決して大量生産が出来ないということ、パンを製造するご夫妻は目一杯動き回り、これが精一杯なんだ…ということは常連のお客さんにはしっかりと深く理解され、さらにもっと多くのお客さんへこれから発信されて行って欲しい…そんなことを考えます。

食事パンは手に取るとずっしりと重く、そしてパンは香り高くて豊かな味わいと忘れ難いような余韻、一度食べてしまうと元のパンに戻れないおいしさ。

コンフィチュール販促イベント画像(6)

今年のお盆休みはムール ア・ラ ムールさんからとても大切な思い出を頂きました。
来年もうかがいますのでどうぞよろしくお願い致します。

ムール ア・ラ ムール

住所:神奈川県伊勢原市板戸645-5
電話:0463-57-3085